リゾートバイトとは、長期間リゾート地に住み込みで働くアルバイト。男女問わず、そこでは新しい仲間との出会いが待っています。正直、"ワンチャン"あるんじゃないの?気になったので実際に働いている人達に聞きに行ってきました。
こんにちは。ヨッピーです。眠そうな顔ですいません。
何故なら実際に眠いからです。
突然ですが皆さん、「リゾートバイト」に対してどんなイメージを持っていますか?
「リゾートバイト」とはその名の通り、リゾート地で住み込みのバイトをする事で、夏の沖縄や海の家、冬のスキー場なんかがパッと思い浮かぶんじゃないかと思います。
ちなみに僕は生まれてこの方35年間、ずーっとリゾートバイトに対する憧れみたいなものを持っております。
例えば……
みたいな!みたいな!
プギョギョギョギョ~~~!最高!
いやー、リゾートバイトって「夏の海」とか「冬のスキー場」っていうロマンチックな場所で働くわけですし、やっぱり男女の出会いには憧れちゃうじゃないですか。
いや、ここはもう率直に言ってしまえばワンチャンあったりするんじゃないでしょうか?
そこで本日は、実際にリゾートバイトではワンチャンあるのかどうか、
調べに行きたいと思います!!!
そして……、
マジであるなら今年の冬は絶対リゾートバイトやります!
さあそんなわけで、東京の上野駅から北陸新幹線、特急と乗り継ぎ、さらには地元のローカル線に乗って一路白馬へ!
景色がどんどん山深くなっていきます。
気付いたらあたりが真っ白!
自分のドス黒い欲望と反比例してるな、って思いました。
そして東京から4時間かけていよいよ白馬に到着!
お〜〜〜〜い!!!ワンチャンや~~~~~い!
さあ、そんなわけで白馬にあるスキー場にやってきました!平日にも関わらずスキー客で賑わっています!
ちなみに、今回このリゾートバイト地まで連れてきてくれた、担当の村里さん。この雪山の中をジャケットに革靴という、ビジネススタイルで案内してくれました。
「営業の鑑だな……」
まずは白馬観光開発株式会社さんにお話をお伺いする事にします。
白馬観光開発株式会社さんは、八方尾根、白馬岩岳、栂池(つがいけ)高原などでスキーリフトの管理などを行っており、冬の間のリゾートバイトの大きな受け入れ先になっているらしい。
ストレートに「ワンチャンあるの?」って聞いたらキレられそうなので、少し遠回しに聞いてみることにしました。
「リゾートバイトって、どういう人達が来るんですか?」
「もちろん理由は人それぞれなんですが、多いのはやっぱり空き時間に滑れるからっていう事ですね。スキーやスノーボードの練習を兼ねてるんですよ。弊社の場合で言えばバイトスタッフは期間中、例えば仕事がお休みの日や仕事が終わったあとにリフト券無しで滑る事が出来ますので、冬のまとまったお休みの間に働きながらスキーの練習をするっていうイメージです」
「なるほど(スキーやスノボが好きってことはチャラついた人が多そうだな……)。ちなみに男女比はどれくらいなんですか?」
「うーん。男女比で言うと7対3か、8対2くらいですかね?」
「ふむふむ。ちなみにこういったバイトで出会うカップルとかは居るんでしょうか?」
「そうですね。このバイトで出会って結婚したカップルが何組か居たりはしますよ」
「それはやっぱり、共同生活する上で仲良くなるっていう?」
「いえ。基本的に男子寮と女子寮は別々ですし、お互いに行き来するのは禁止ですから共同生活というわけではないですよ」
「そうなんだ。じゃあ打ち上げとかで男女が仲良くなるとか?」
「さっきから男女の出会いについてばっかり聞いてません?」
「いえ、そんな事は全然ないです」
それではアルバイトのみなさんがどんな仕事をしているかを見に行くため、山の上までゴンドラで移動します。みんなどんな風に仕事中にイチャついているのか楽しみ!
はい。そんなわけで怪しまれない内にゴンドラに乗って上の方に来ました。
当たり前ですが僕以外に私服の人が居ません。こんな山の上で何してるんだろう僕。
「この人も何してるんだろう」
ゴンドラの発着場からリフトの発着場へ移動すると、そこにはスタッフさんの姿が!
「おー。働いてる」
「ここではリフトの管理の仕事をしています。お客さんを誘導したり、椅子についた雪を払ったり、後は転倒したりした時に危険が無いようにすぐリフトを停められるように監視してます。スキー場では大事な仕事なんですよ」
ここはリフトの管理室。全員が全員外での作業というわけではなく、こうやって室内/室外をローテーションで回しているのだそう。
真剣なまなざしでリフトを監視するスタッフも居る。こうやって見る限りではワンチャン狙いのふとどき者には見えない。
それにしてもやっぱり寒い!私服で雪山のこんな高さまで上がってくるのは無理があった!
「そんな格好でここまで上がってくるからですよ……。ウチではスタッフのみなさんには制服としてノースフェイスの雪山用の装備を支給しているくらいなのに。ここ以外にもレストランで働いているスタッフもいますよ」
「そっちも!そっちのほうを見に行きましょう!」
「この人ももう限界っぽいし」
「そうですね」
じゃん!今度はレストランのほうにやって来ました!お昼時という事もあって、かなりの人が利用しています。
「ここのように、スキー場に併設されたレストランで働いている人達もリゾートバイトの方が多いですね。飲食希望とかリフトの管理とか、ご本人達の希望を聞いてから働いて頂いてます」
「なるほど。例えば『僕、あの子と同じ職場にしてください!』みたいな希望も受け入れて頂けるんでしょうか?」
「希望の職種は事前にヒアリングしますので、現地で希望を聞くのは難しいですね」
「そっかー。『女性が多い職場にしてください!』とかは?」
「それも難しいでしょうね。そもそも、そういう希望を出して来た人が過去に居ません」
「チッ……」
「舌打ちしました?」
レストランでは丼ものから麺類、ピザやアルコールまで充実!
僕はカツカレーをチョイス。しかしながら、こういう所で食べるカレーは何故こんなにも美味しいのでしょうか。
竹内さんが言うには、リゾートバイトでどの仕事を選ぶかは立候補制で、希望は割とみんなバラバラなんだそうだ。なるべく希望に沿いながら人数を割り振って決めるそうです。
例えばスキー場なら、リフト業務、レストラン業務、売店、チケット販売……といった仕事の中からそれぞれ選ぶらしい!
さて、腹ごなしもできたところで……、
「せっかくスキー場に来たし滑ってみよう」と思って滑ってみたのですが……。
転びまくってジーパンがビショビショになってお尻が死にました。皆さんも私服で滑るのはやめておきましょう。